今週水曜日、参議院本会議で熊本県の本田あきこ議員が代表質問をしているのを、たまたま車の中のテレビで見かけた。
行く先があったが、つい駐車場で立ち止まり、見入ってしまったというか、聞き入ってしまった。
内容は、石破首相の所信表明に対する質疑で、特に医療・介護・福祉についての話だった。印象に残ったのは「DX」という言葉がやたらと出てきたことだ。一体何回言っただろうかと思うほど、相当繰り返していたように思える。
ただ、一国民として聞いた場合、何を言っているのか理解できないかもしれないとも感じた。私は薬局に勤務しているため、議論の内容が自然と頭に入ってきたが、そうでなければ難しいだろうと思う。
他の議員が話す、自分の専門外のテーマについては、私自身もぼんやりとしてしまい、きちんと理解できていないことがある。
首相に対する質問であっても、全国民にとって分かりやすく、頭に入るような言い方をするのは難しいのだろう。
それでも、国会で薬局業界のことを話してくれる議員がいるのは、私たち薬剤師にとって非常にありがたいことである。最近の印象としては、選挙に出馬する候補者に看護師が多いと感じる。ただし、介護関係者はあまり多くないようだ。
議員になり、国政の場で頑張ろうという人々は、やはりすごいと思う。その上で、国会という多くの国民の前で薬局業界のことを話してくれる議員がいることに、感謝の気持ちでいっぱいである。