医薬品の納入について

調剤薬局の日常業務

鹿児島の離島である徳之島には薬局に納入していただける卸さんの営業所がないです。営業所は奄美本島の奄美市にあります。

まず、医薬品は備蓄が充分な鹿児島市内にある卸さんの営業所から船で奄美の営業所まで来ます。そして奄美の営業所から徳之島の薬局までは、宅配便もしくは郵便の船便で配送されます。なので鹿児島市内から薬局まで来るのは約2日間はかかります。

奄美の営業所からは備蓄があれば明るい時間帯に発注し次の日の午後に薬局に来ます。

ですが鹿児島市内、奄美市内の営業所になければそれ以上の時間がかかることになってしまいます。日々備蓄には気をつけて必要以上のものは購入しないよう適切な品目、適切な量を備蓄する必要があります。結構それが難しいです。

卸さんとのコミュニケーションは非常に重要です。日々の医薬品の処方量は卸さんにお話しています。急配達しても明日以降になってしまいます。

5月から秋口までは台風のシーズンになります。そうなるともっと厄介なことになります。船が止まります。沖縄本島に台風の風の影響が出だすと鹿児島ー沖縄間の船が止まります。

台風が北上し本土の鹿児島市から北にないと船は動かないのでずっとその間医薬品は薬局に届かないことになってしまいます。

船は動いていない時、飛行機だけはなんとか飛んでいる時があります。卸さんに迷惑をかけて空輸は高額になりますがどうしてもというときはお願する時があります。そのようなことがないよう今年の夏の台風シーズンが過ぎれば嬉しいです。