昨日、ある町で健康教室が開催され、私も30分ほど担当させていただいた。プログラムの順番は、私がトップバッターで、その後に歯科医師、最後に医師という流れであり、3人の講話の間には施設のトレーナーによる軽い体操の時間も設けられていた。
当日はあいにくの雨模様で、参加者数は満員御礼とはいきませんでしたが、会場にはおよそ60名ほどの方がいらっしゃったのを目で確認できた。
人前で話すことに抵抗を感じなくなったのは、いつからだったでしょうか。学生時代はそういったことが苦手で、社会人になってもしばらくは同じでした。それが、薬剤師として働き始めてから徐々に慣れていったのではないかと感じている。
今回のテーマは「ポリファーマシー」と「お薬手帳の重要性」について話すことでした。私は調理のレシピや手順を例に挙げ、それをもとに説明をした。この例え話は、参加者の方にとっても分かりやすかったのではないかと思われ、他の場面でも活用できそうだと感じる。
特に「ポリファーマシー」というカタカナの言葉は難しい印象を与えがちであり、これをどうやってイメージしてもらい、理解していただくかが大切だと改めて感じた。
講話が終わった後、保健センターの責任者の方から「とても良い内容でした」とお褒めの言葉をいただき、また次回もお願いしたいと言われた。その言葉に肩の荷が少し下りたような気持ちになった。
今年、大勢の人の前で話す機会はこれで最後、自分に「お疲れ様」と言いたい。