がんばります

徳之島days

2024年から2025年にかけて、大手企業の給料が8%増えるのが当たり前となる状況がある。しかし、中小企業においては、そう簡単に給料が増えるわけではない。

私が大学を卒業したのは、バブル崩壊の少し前だったことを覚えている。私は運が良かったのかもしれない。大手製薬会社に入社できたのは、間違いなく大学の先輩たちの努力があったおかげだと思っている。そして、そのおかげでかなり高い給与を得ることができた。感謝しかない。

入社して数年後、バブルは崩壊した。その後、大学卒業生の就職競争が激化した時代が訪れた。それは「就職氷河期」と呼ばれ、約10年ほど続いたのではないだろうか。

その「就職氷河期」を経験した世代が、今まさに50歳半ばを迎えようとしている。そろそろ定年が視野に入ってくる頃だろう。この世代の人々は、新入社員の頃から多くの苦労を重ねてきたのではないかと推測する。

一方で、現在の大学卒業生は、新入社員の段階から比較的高額な初任給を得られる可能性が高い。しかし、50歳半ばを迎えた世代の給与水準は逆に下がることが予想される。

私の勝手な考えかもしれないが、就職氷河期世代の人々は少し気の毒に感じる。若い頃から給与に恵まれた経験が少なかったのではないだろうか。そして、これから高齢者となる彼らが、十分な蓄えを持つことができるのか、心配でもある。

それでも、そんな厳しい環境の中で努力を重ねてきた人たちは確実にいる。私も今の若い世代に負けないよう、これまでに培ったわずかなスキルやネットワークを活かし、さらに収入を増やせるよう努力していきたい。