久しぶりの対面研修で学んだ簡易懸濁法の奥深さ

鹿児島

研修会の多くがZoomなどのオンライン開催となり、会場まで足を運んで受講する機会はほとんどなくなった。そんな中、今回受講した県薬剤師会の研修会は対面形式で行われ、鹿児島市内にある薬剤師会館まで出向いて参加した。

テーマは簡易懸濁法で、参加者は約50名。16のテーブルに分かれ、本来は1卓4名の予定であったが、実際には3名ずつ着席し、初対面の方々とグループを組んで実習を行った。新鮮さもあり、和やかな雰囲気の中で進む実習はとても興味深かった。

研修は朝10時から13時までの3時間で、冒頭に簡単な講義があり、その後の約2時間は実際に薬剤を用いた実習であった。冷水や約55度の温水に薬を入れた場合の変化、チューブを通した際の状態などを確認しながら、簡易懸濁法の基礎を体験的に学んだ。

特に、酸化マグネシウムとメネシット配合錠を一緒に懸濁すると時間とともに黒変すること、すなわちパーキンソン病患者が便秘薬と併用した場合、薬の組み合わせによっては口腔内が黒く着色してしまう可能性があることなど、臨床に直結する現象を目の当たりにし、本格的な指導のもとで初めて理解することができた。

薬を使ったこのような実習は、まるで小学生に戻ったかのような感覚で、終始楽しく和やかな時間であった。あっという間に時間が過ぎ、鹿児島市内まで足を運んだ甲斐を十分に感じる研修会であった。

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