鹿児島空港から徳之島に向けて飛行機に乗った。
お盆の時期なのでキャンセル待ちで取れたチケットであったが、座席は一番前の窓側であった。これは少し得した気分である。
飛び立つと、いつもなら桜島がよく見えるのだが、今回は少し違うルートを飛んでいるように感じた。最近は桜島の噴火も多いので、その影響なのだろうか。
離陸してしばらくすると眼下に鹿屋市内が見え、そのまま指宿方面へ向かっていった。
そこで、思わずスマートフォンを取り出して写真を撮った。
眼下に見えたのは指宿市と知林ヶ島(ちりんがしま)である。

錦江湾の青い海に浮かぶ緑の島が知林ヶ島で、その手前には指宿の市街地が広がっている。さらに錦江湾の対岸まできれいに見えており、飛行機の窓から見ると指宿の地形がよく分かる。
この知林ヶ島が面白い。
潮が引くと本土と島の間に砂の道「ちりりんロード」が現れ、歩いて島まで渡ることができるのである。
写真を見ると、ちょうど砂の道がうっすらと姿を現しているようにも見える。飛行機に乗った時間と潮のタイミングが良かったのであろう。
私は一度だけ行ったことがある。
海の上に突然現れた道を歩いて島へ渡るというのは、なかなか他では味わえない。特に子どもと一緒に行けば、「本当に海の中を歩いている」ような感覚でかなり楽しめる場所である。
指宿といえば砂むし温泉が有名であるが、少し足を延ばして知林ヶ島まで行ってみるのも面白い。
地上を歩いている時には分からないが、上空から眺めると「こんな形をしていたのか」と改めて気づかされる。
徳之島へ向かう途中、ほんの数分だけ楽しめた空からの鹿児島観光であった。
ちなみに写真は上側が東方向である。


