主に応需しているクリニックの処方箋に変化があった。
朝、最初に受け取った処方箋からである。昨日まで何も記載がなかった欄に、「電子処方箋対応」との表記があり、その斜め右下には引換番号が記載されていた。
これは、クリニックが電子処方箋を発行できるようになったことを意味する。
薬局側も、従来の紙の処方箋に加え、電子処方箋の受付が可能な状態にある。本日はすべてを電子で対応できたわけではないが、一定数は電子処方箋として受付を行った。
ついに、こうした時代が訪れたと実感する。
これまで、処方箋の受付から調剤結果の管理まで、すべて紙ベースで行ってきた。しかし、今後は電子上でのやり取りや保存が可能となる。
保存スペースの確保が容易になるのはもちろんのこと、患者が処方箋を持ち込んでから薬を受け取るまでの流れが大きく変わる可能性がある。
近い未来には、電子処方箋の受付、オンライン服薬指導、薬の配送、クレジット決済、さらにはオンラインでの服薬後フォローといった流れが定着するかもしれない。
これまでにない、新しい形の薬局が誕生する可能性を感じる。