地域の困りごとを見過ごさない薬局へ

徳之島days

患者さんやそのご家族の心の中には、「これに困っているなあ」と感じていることや、地域の中で共通して困っていると感じられるニーズが必ずある。

私自身も、それを目の当たりにしたとき、「そうだな」と共感し、何かできないかと考えることはある。しかし、結局は日々の業務に追われ、その気づきを見過ごしてしまうことが多いのが現状である。

事業の内容や職種は異なっていても、そうしたニーズに対して、未来へつながる事業として少しずつ形にしている人がいる。今回のセミナーの講師も、まさにそうした取り組みを実践しており、私の気持ちも大きく動かされた。

私自身も、「これって困っているな」と感じることは多くある。その一つひとつを挙げていき、私たち薬局ができること、小さなことからでも良いので、さまざまな人のアドバイスをいただきながら、実際に行動へ移していきたい。動くことで、新たな気づきや面白い発見があるかもしれない。

一度止まってしまうと、そのままになってしまうことも多い。しかし、思い出してまた動き出すことができれば、きっと誰かが「それは良い取り組みだ」と言ってくれるはずである。