日曜日に、マネジメントの研修を受講した。
会社を束ね、うまく運営していくためには、「人を動かすこと=マネジメントの本質」を理解し、それを実践することが鍵である。
1.「理念」を共有し、言葉にして伝え続ける
経営者やリーダーの「考え」や「目指す方向」が見えなければ、人は迷う。
だからこそ、たとえば以下のような問いを自らに投げかけ、それを繰り返し伝えることが大切である。
なぜこの薬局を運営しているのか
どのような患者に、どのような価値を届けたいのか
5年後、どのような姿を目指すのか
理念は一度伝えただけでは浸透しない。短い言葉でも構わない。毎月のミーティングや日常の会話の中で、何度でも伝えていきたい。
2.「自分がやった方が早い」は卒業する
経営者やリーダーが全てを抱えていては、組織は伸び悩む。
調剤・在宅・OTC・事務など、それぞれの分野で一人ひとりの「小さなリーダーシップ」を育てることが重要である。
具体的には以下のような取り組みが有効である。
「○○はあなたに任せたい」と明確に役割を与える
小さな成功を見逃さず、称賛し、共有する
失敗しても責めず、「どう活かせるか」を共に考える
この積み重ねにより、社員が「自分も会社をつくっている一人」と実感できるようになる。
3.「対話」こそ、最高のマネジメント
管理よりも、まずは対話が大切である。
社員が何に困っており、何にやりがいを感じているのか。小さな会話を積み重ねることで、職場の空気は確実に変わる。
たとえば以下のような実践が考えられる。
月に1回でも「1on1」の時間を設ける
朝礼や退勤時に、1人ずつに一言だけ声をかける
「ありがとう」という言葉を意識的に増やす
こうした積み重ねが、着実に信頼関係を築く土台となる。
最後に
組織は「船」、私は「船長」である。
進む方向を示し、風を読み、乗組員とともに目的地を目指す。その役目を担っている。正解は一つではないが、人の力を信じ、言葉と行動で示していくことが、結果として組織を束ねる力となる。
そんな思いを胸に、これからも頑張っていきたい。