マイナンバー対応機器の不具合と離島薬局の課題

徳之島days

薬局の事務職員から、少し前よりマイナンバーカードを読み取る機器につながっているパソコンのモニターの調子が悪いと報告を受けていた。

モニター自体は映像が表示されるものの、画面が震えるような状態になる。

ある日、たまたま私がレセプト請求会社に電話をする用事ができたため、そのついでにこの件について問い合わせてみた。

修理対応のためには、一度薬局を訪問する必要があるとのことであった。ベンダーの担当者は「すぐに伺います」と気軽に答えたが、どうやらこちらが離島であるという点を把握していなかったようだ。

「離島なんですよ」と説明したところ、ようやく現地訪問が容易ではないことを理解した様子であった。

この故障したモニターを、仮にベンダーに送付して修理対応を依頼した場合、どのような影響が出るのだろうか。

もし該当のパソコンが薬局にない状態で患者がマイナンバーカードを持参して来局しても、それは「1回持参した」というカウントにはならないらしい。

このように、機器の故障や交換があった場合、患者の持参回数の記録はどのように扱われるのか、真剣に考えてしまった。

世の中の薬局のパソコンが一斉に故障したらどうなるのだろう。5年後くらいには、そうしたことが現実になるような気がしている。