薬局におけるマイナンバーカード利用率向上の課題

徳之島days

マイナンバーカードについて、総務省のデータによれば、現在の保有率は約76%である。つまり、約3/4の人が発行されており、所持していると考えられる。

マリン薬局においても、同じような割合であると推測される。しかし、薬局にマイナンバーカードを持参する患者の割合は現時点で約50%にとどまっている。その内訳として、約25%の人はまだマイナンバーカードを発行していないと推測され、さらに約25%の人は持参忘れもしくは提示を拒否していると考えられる。この持参忘れと提示拒否の割合は、おおよそ半々であると推測される。

受付時に「忘れた」として健康保険証を提示する人は意外と多い。この場合、それが本当に「忘れた」だけなのか、暗に提示を拒否しているのかは明確ではない。

どの薬局でも持参を依頼し、利用促進に努めているが、現状では利用率は60%を少し超える程度が限界ではないかと感じる。

マイナンバーカードの提示を拒否している人がどのような層であるのか、明確なデータはない。ただし、ある程度の傾向やイメージは感じる部分があるが、推測に基づいて述べることはできない。

マイナンバーカードの利用率が100%に達するまでには、まだ時間がかかりそうである。もしかすると、私が薬剤師を引退するころにようやく100%に近づくのかもしれない。

今年の夏、国保の保険証の更新時期がある。そのタイミングが、利用率が増加するきっかけになる可能性がある。