朝のニュースを見ていたところ、疑問を感じた。マイナンバーカードが話題に取り上げられていたが、今さらその内容なのかという思いである。
実際にマイナンバーカードが発行され始めたのは2016年1月である。それからすでに7年以上が経過している。それにもかかわらず、まるで今週発行が開始されたかのような扱いであり、インタビューを受けていたある人は「マイナンバーカードで何ができるのかわからない」と答えていた。国側の説明不足も一因であるかもしれないが、国民側にも問題があるのではないかと感じる。マイナポイントがキャッシュバックされた際に、少しでも勉強しようとはしなかったのだろうか。
マイナンバーカードがあることで明らかに便利になる場面は多いと感じる。テレビのメディアにも、もっとメリットについて伝えてほしいところだが、同じような内容ばかりが繰り返されている印象を受ける。
例えば、重複して処方された薬を確認するために、薬剤師にとってはマイナンバーカードが必要不可欠になりつつある。また、医師にとっても、患者の背景をすぐに把握できるなど大きな利点があるはずである。デメリットが強調されているように感じるのは残念である。
マリン薬局の受付では、患者へのマイナンバーカードに関する説明が日常業務となっている。1年前と比べても状況は大きく変わった。地域の人々から「これ、便利だね」と言われることは少ないが、そんな評価を高めていくために努力していきたい。