薬局には勤務している社員がいる。そして薬局の中には、さまざまな医薬品や、薬局に関連する介護用品・生活用品が並んでいる。
私を含めた社員がいてこそ、薬局の運営は成り立っている。10年も働いていると、実にさまざまな出来事があるものだ。
その中で、薬剤師や医療事務の仕事内容も大きく変化してきた。
マリン薬局では、産休・育休の取得回数はこれまでに何回あっただろうか。私の記憶では、過去10年間でおよそ8回の取得があった。
現在も1名が取得中である。そのため、薬局の業務に支障をきたしているのが現状である。かといって、薬局の都合に合わせて柔軟に勤務してくれる人材を見つけるのは簡単ではない。
令和2年4月時点で、徳之島町の高齢化率は約32.1%である。人口は減少の一途をたどっている。かつては町全体で1万人を超えていたが、今では1万人を下回ってしまった。あと10年もすれば、人口はどれほどになっているのだろうか。
調べてみると、2035年には7,730人になるとの予測が出ている。よほど大きな好転がない限り、人口が増加に転じることは難しいように思える。
たとえ「小宝空港」があったとしても、それだけでは未来を変えるのは難しいかもしれない。


