封書で届いた安心

徳之島days

この間、健康診断を受けた。速報版の結果は当日に確認していたが、細かな内容については数日前にアプリを通じて配信されてきた。

最近は健診結果を紙で見ることがほとんどなくなった。やり取りの多くは、すべてスマホの中で完結する時代になっている。

その中で気になっていたのが、胃の生検の結果である。採取した組織は悪性ではなかった。医師からも「大丈夫でしょう」と言われてはいたが、やはり実際に結果を目にするとほっとした。

内視鏡検査が終わったあと、「最悪の場合は何ですか」と尋ねたところ、医師は「最悪はがんです」とはっきり答えた。その場は和やかな笑いも交えながら話が終わったが、結果を紙で確認したときには、あらためて安心した。

ただ、不思議に思ったことがある。その結果だけは封書で送られてきた。悪性であっても良性であっても、なぜメールやアプリでは送られてこないのだろうか。

大事なことは紙で伝える、ということなのかもしれない。悪性のがんという言葉には、今もなお人の心を強く揺さぶる重みがある。便利な時代になっても、最後に重みを持つのはやはり紙なのかもしれない。不思議なものである。