10年後の働き方とキャリア設計

徳之島days

60年も生きていれば、世の中で何が起こるかわからないものだ。今日の新聞の一面には、日本の大手自動車会社が統合するという記事が出ていた。株式取得の関係で、結果として3社が統合することになるのは過言ではない状況だ。

どの業種も長年好調であり続けることは不可能であり、山あり谷ありである。私が若い頃、その会社は絶好調だった。しかし、いつかはそういう日が来るかもしれないと、その会社にいる人々は予想していたかもしれないが、庶民の私には到底想像できなかった。

調剤薬局の会社も今後どうなっていくかはわからない。大手であれば統合を重ねることで生き残れるかもしれないが、小規模な会社は一瞬にして消えてしまうだろう。

かつては大きな病院の前で、処方箋をめぐる「取り合い合戦」のようなことが行われていた。しかし、未来は確実に変わりつつある。今の大手調剤薬局の売上ランキングも、今後は変化していくだろう。ドラッグストア業界も今は絶好調かもしれないが、いつまでその状態が続くかはわからない。

今、自分が勤めているこのマリン薬局は、10年後にはどうなっているのだろうか。薬局そのものは存続しているだろうが、どのような経営状況であるかは予測できない。私自身も、薬局がどのように変化していくかを想像しながら、今の仕事に向き合っていくしかない。変化に対応できない薬剤師は、いずれ退場を余儀なくされるだろう。