東京のセミナーの後、大阪に立ち寄った。実家があることも理由の一つだが、知り合いの薬局を訪れたかったためでもある。
薬局に見学に行った目的は2つある。1つ目は、携帯型PCAポンプへの薬剤の充てん方法を確認したかった。もう1つは、施設や居宅に患者さんの薬を届ける際に、どのように準備をしているのか、そして現場での服薬支援の工夫を見せてもらいたかったからである。
数年前にも一度見学をしたが、今の自分の状況や視点は当時とは違っている。今回は、特にPCAポンプへの薬剤充てんにおける注意点や、作業をスムーズに行うコツ、クリーンベンチの使用方法、注射薬の処方箋の確認方法、そして請求方法について学んだ。加えて、マニュアルも見せてもらった。
また、施設や居宅への薬剤の準備に関するノウハウも教えてもらった。以前に比べて施設向けの薬剤を準備するスタッフが増えており、処方箋の受付も増加しているかもしれない。
大阪の薬局のレベルは非常に高く、さまざまな薬局で見学してきた中でも、その質の高さはすごい。今回見学させていただいた2つの薬局は実家からも近く、電車の乗り継ぎがスムーズで便利であるのはラッキー。電車に乗ると懐かしさがこみ上げ、大阪での滞在が楽しいと感じた。
今回、東京でのセミナーと大阪の薬局のご厚意で学ばせていただいたことに、心から感謝である。離島や鹿児島市内での在宅訪問業務において、今回得た情報は大いに役立つと感じた。明日からまた薬剤師として、仕事に励んでいきたい。