リフィル処方箋

調剤薬局の日常業務

日経新聞の月曜日朝刊のinside out面に、リフィル処方箋、医師が敬遠、という見出しで記事が書かれている。

その理由は2つあると書かれている。1つは、患者の容体管理がおろそかになることへの懸念。2つ目は、収入減である。

その2つともに関係ないような患者さん候補になる人はどんな人なんだろうか。どちらにも関わらないような人からリフィル処方箋を始めれば良いと思うが。

病気を持っているが医療機関に行っても年に1回ぐらい、ほったらかしの来ない人を探したい。そして将来のことを考えておけば薬を服用しておいた方が良い人である。

痛風、糖尿病、高血圧などの予備軍になるような人で医療機関に行かない人は多い。そんな人を薬局が探してきて医療機関を受診してもらう。医療機関に紹介すれば良いのかなと思う。

薬局が紹介すればリフィル処方箋にするしかない。関西弁でいうアホかお前はできるわけないやろと言われそうだが。医療機関に恩を持たせるようなことでもしない限り簡単には進まないかもしれない。

少し話は違うが昔は薬局でクレジットカードを使えないところは多かった。だが、最近はそうしておかなくてはクレジットカード払い可能な薬局に流れることになる。手数料という経費分以上の利益を出すように患者さんに来局してもらえればよい。

医療機関もリフィル処方箋をしなくては違う医療機関に流れることがあるという危機感に繋がれば、リフィル処方箋発行の流れになり、結果として広がる可能性はある。ある程度、収入は減っても患者数が増えれば全体の収入は増える。

何でもやり方次第かもしれない。人は変化を嫌う。あえて草の生えているところを歩けば大きな広場に出てくるかもしれない。人と違うこともやっておかなくてはいけない。