未来の島の小中学校

徳之島days

島の小学校は全校生徒が何人ぐらいいるのか想像できますか。鹿児島市内の比較的街の中心にある小学校であれば、1学年に3クラスから4クラスあり、1クラス30人程度とすれば、1学年で100人程度になる。

一方で、島の学校となると状況は大きく異なる。中学生の1学年がわずか3人という学校も珍しくなく、全校生徒を集めても10人ほどという学校もある。それは非常に厳しい状況である。場合によっては、ある年代の生徒がゼロということもあり得る。それが続けば、当然のことながら閉校の可能性が高まる。実際に、現在休校中の学校も存在している。

また、大きな建物を備えた学校の敷地内に、数十人の生徒しかいないという状況を見ると、学校をもっとコンパクトに設計できないものかと考える。生徒数が増える見込みがないのであれば、なおさらその必要性を感じる。大きな声では言えないが、すべてにおいてコンパクト化を図ることは不可能ではないのではないか。

コンパクトにした分、画期的で素晴らしい先進的な小中学校を新たに作るというのはどうだろうか。効率的でありながら、未来を見据えた教育の場を創造することで、より良い環境を提供できるのではないかと考える。