百合の花とともに迎える季節

徳之島days

鹿児島市内でも徳之島でも、暖かくなってきたのか、花が咲くようになった。

徳之島の一つ南に位置する沖永良部島では、百合の花が栽培されている。「えらぶゆり」と呼ばれるその百合は、真っ白でとても美しい。

この百合の花は、徳之島では栽培とは違い、4月から5月にかけて畑と畑の境界に、まるで野生のように咲き乱れる。車を走らせていると、道端にふと目を引く白い花が増えてきた。そんな光景は鹿児島市内ではなかなか見られず、離島ならではの豊かさだと感じる。

百合の花には、視覚的な癒しや香りによるリラックス効果がある。中でも、その姿の美しさには心を奪われる。ただ、この花はずっと咲き続けるわけではない。一瞬一瞬が貴重である。

そんな百合の姿に、自分の働き方を重ねる。限られた時間の中で、自分らしく、静かに、そして誇らしく咲けるように。
明日からの仕事も、一つひとつの瞬間を大切に、自分なりの花を咲かせていきたい。