薬局には多くのパソコンがあり、どの端末がウイルスに感染しても業務に支障をきたす。特に、最近新聞で頻繁に取り上げられている。ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の被害は深刻である。
このようなウイルスに感染すれば、業務が麻痺し、甚大な影響を受けることは明白だ。
国は保険薬局に対し、BCP(事業継続計画)の策定を求めている。
つまり、感染時にいかに早く復旧できるか、その手順をあらかじめ定めておくことが必要である。
ここ数年で、この取り組みに対する国の姿勢は一層厳しくなってきたように感じる。実際、新聞によると、BCPを事前に策定していた事業所ほど、ウイルス感染後の復旧時間が短縮されたとの報告がある。
そのため、BCPの策定は必要不可欠だが、果たしてこの内容で十分なのかと感じることも多い。
マリン薬局では、BCPの策定に加え、NTTのシステムを導入し、不審な動きを検知・駆除できる仕組みを取り入れている。まだ手探りの段階ではあるが、日常業務が止まらないよう万全を期したい。