南の離島・トカラ列島に思いを馳せて

徳之島days

トカラ列島で地震が頻発している。そうであっても、そこから比較的近い徳之島にいる私自身は、これまで地震を感じたことはなかった。

しかし昨日の朝5時頃、初めて揺れを感じた。ゆらりゆらりと、賃貸マンションが横に揺れているのがはっきりとわかった。

もし、これよりもさらに大きな地震が起これば、かなりの揺れになるだろう。しかし今のところ、頻繁に揺れるわけではないため、ストレスが溜まるほどではない。

トカラ列島は、鹿児島空港と徳之島の間に点在する島々であり、7つの島すべてを合わせても人口はおよそ700人にすぎない。

徳之島が属する奄美群島の中でも、人口の少なさは際立っている。

しかもフェリーではアクセスできるが、飛行機による交通手段はなく、しかも便数も限られている。「行ってきます」と気軽に出かけられる場所ではなく、まさに「南の離島」と呼ぶにふさわしい島々である。

この島々の中には、飛行機から見下ろすと桜島のように明らかな火山が確認できる島もある。現在も噴火を続けている島も存在する。

噴火、地震、そして季節によっては大型台風の襲来。トカラ列島は、私が住んでいる徳之島よりも、はるかに過酷な自然環境の中で暮らしているのではないだろうか。