日曜日の夕方に、太陽が海に沈むところを見に行った。
島の西側、徳之島空港からほど近い場所に、犬の門蓋という海を眺めるには実に良い場所がある。海抜は高く、断崖の上から見下ろす海ははるか下に広がり、水平線まで遮るものがない。
台風の時であっても、ここからであれば海を見下ろすことはできる位置にあり、津波に対しても比較的安心できる場所であるように思える。ただし、夜中に訪れると周囲は真っ暗で、崖下の海の音だけが響き、得体の知れない怖さを感じる。一方、明るい時間帯には開放感にあふれ、心が洗われるような景色が広がる。


海は沖縄本島のある方向に向かって続いているが、さすがに島影までは見えない。写真では分かりにくいが、実際に目で見る海は驚くほど透き通っており、海底まで見えるのではないかと思うほどである。
海岸線には場所によっては柵や境界線のようなものがほとんどなく、崖がそのままの姿で残っている所も多い。誤って足を滑らせれば大変なことになるような、自然の厳しさと隣り合わせの景色である。
そのように人の手があまり加えられていない、観光地化され過ぎていない自然がそのまま残っているところに、この場所の魅力がある。場所によっては、今にも恐竜が姿を現しそうな、太古の気配すら感じさせる風景である。





