連合の原理に学ぶ仕事の可能性――トライアスロンに見る組み合わせの力

徳之島産の食材

トライアスロンは、スイム・バイク・ランの3種目を順番に、そして一気にこなす競技であることは、誰もがよく知っている。よくぞこの3つの競技を一つの種目として組み合わせたものだと感心する。

トライアスロンには大きく分けて、オリンピックディスタンス、ミドル、ロングの3つのカテゴリーが存在する。徳之島大会はその中でもミドルディスタンスに分類される。

この3種目を完走するには、体力だけでなく準備や段取りが欠かせない。肉体を鍛えるだけではなく、頭の中も整理し、何をどう動くかを事前に叩き込んでおかねばならない。そして、どんなアクシデントが起きても冷静に対処できるようにしておきたい。パニックになるのではなく、常に落ち着いた状態を保つことが求められる。

これは仕事にも同じことが言える。一つの業務だけに取り組んでいては、そこに発展性は生まれにくい。日々の業務に、ちょっとした「プラスアルファ」を組み合わせることで、新しい展開や可能性が広がることがある。

すでに存在する業務であっても、相性の良い要素を組み合わせることで、相乗効果が生まれるかもしれない。そしてそれは、普段の仕事の助けとなり、ひいては売上向上につながる可能性もある。

世の中とは、そうした“組み合わせ”の妙で動いているものかもしれない。