静かなる値上げの波

徳之島days

鹿児島と奄美群島を結ぶ奄美海運のフェリーは、かつて週5便の運航であった。だが、この生活航路も減便されることとなった。4便への削減がニュースで報じられていた。船内で働く人材の確保が困難になっていることが、その主な要因であるという。

この減便がどのような影響を及ぼすのか、私にはまだ明確ではない。だが、まるでジャブのように、じわじわと生活を締め付けてくるのかもしれない。

今日、薬局の事務員がこう話していた。飛行機の運賃が上がっていたと。ごく僅かずつではあるが、確実に上昇している。社会保険料と同じで、気がつけば上がっているという具合である。全体的に、あらゆるものの価格が上昇傾向にある。

車の燃料も同様である。ガソリン価格も、少しずつ、しかし確実に高くなっている。

あれもこれも値上がりしていく中で、「なんとかならないものか」と思ってはみるものの、結局のところ何一つとして元には戻らない。

もちろん、水道料金も、電気代も、そして主食である米さえも——。