「貯まる楽しさ」と「医療の慎重さ」

鹿児島

先日、駅ビルでとんかつを購入した。その際はクレジットカードで支払った。
すると、その店舗のポイント、駅ビルのポイント、さらにクレジットカードのポイントが付与された。

その後、ケンタッキーフライドチキンを購入した際には、駅ビルのポイント、クレジットカードのポイント、ケンタッキーフライドチキン独自のポイント、そして楽天ポイントまで付与された。
あまりにも多くのポイントが付くことに、逆に違和感を覚えるほどである。とはいえ、貯めていくと意外と貯まり、楽しい気分になるのも事実である。

では、薬局ではどのようなポイントが考えられるのだろうか。
思い浮かべてみると、ドラッグストアのように物販の種類が多いわけではなく、調剤薬局では対象を設定すること自体が非常に難しい。
何を対象にするのか、そしてポイントをどのように位置付けるのか。
さらに、薬局側がどのようにポイントを管理するのか、患者さん側の管理方法をどうするのかという課題もある。
加えて、行政に対してどのように説明するのかという点も避けて通れない。考え始めると、なかなか簡単には答えが出ない問題である。

いずれは、こうした取り組みを検討せざるを得ない状況になるのではないかと思われるが、現時点ではまだ試行錯誤の段階であろう。
現状で物品として考えられるのは、コンタクトレンズ程度である。

ポイント制度は便利さや楽しさを生む一方で、医療という分野においては慎重さが求められる。
慌てて結論を出すのではなく、薬局の役割や信頼とのバランスを見極めながら、ゆっくりと考えていくことが大切である。