人も変わる

日常の出来事

子供の頃は引っ込み思案のような性格であったように思える。人前で話したりするのは嫌な性格であった。社会人になる前までもそうであった。製薬会社に入って医師の前で説明会を行ってきたが、かなり下手なグループにいたのではと思っている。説明会の頻度も少なかったからかもしれない。

脱サラし薬剤師という立場で仕事をし始めてからも人前で話すことは少なかった。たまに鹿児島市内の学校薬剤師として話す機会があるぐらいである。40歳の時にある異業種の団体に所属し、約10年間ほど鹿児島を盛り上げるような税金の啓発事業に参加していた。大阪出身の私であったが49歳ぐらいに時に、その団体の部会長を1年務めた。会員の前で話すことは多くなったがまだそんな状況であった。

ある薬剤師SANとお知り合いになり、徳之島で仕事をするようになった頃からであろうか。最近になるかもしれない。58歳の今かもしれない。まだまだではあるが、最近人前で話すのが嫌なことはなくなってきた。嫌いから好きの変換点にいるのかもしれない。

学校薬剤師を10校ほど担当し、その学校分話をすることになる。そして、健康教室の回数も増えた。鹿児島市内でも徳之島でもしなくてはいけない。また、私だけが話すのではなく人が話すのも良く聞く。とても勉強になる。そのような頻度が約10倍増えているからかもしれない。

頻度も多くなり失敗もいっぱいあったが、良い方向になったこともいっぱいあった。これからはより一層積極的に人前で話すこともやっていきたい。

写真は、徳之島の与名間の風景です。誰も聞いていないのでこんな場所で独り言のように話す練習もします。