島の薬剤師、年に一度の大集合

徳之島days

徳之島には薬剤師はそう多く勤務していない。

しかし、この人数の少なさこそが島の強みである。顔を合わせれば誰がどこの薬局で働いているか一瞬でわかり、悩みごとも「ああ、それならうちも同じである」とすぐ共有できる。人口密度より薬剤師濃度の方が高いのではと錯覚する瞬間すらある。

そんな島の薬剤師たちが、年に一度だけ真剣に(?)集まるイベントがある。そう、忘年会である。
12月はどこも慌ただしい。「この日は大丈夫ですか?」と声をかけながら日程を調整していくと、不思議なものでなんとかなるものである。気づけば全員の予定がパズルのようにカチッとはまり、忘年会の日程が決まっていく。

昨年はじめて開催した忘年会では、最初こそ仕事の話を少しだけしたが、気づけば「それどこの店で売っているのか」「そのクスリ、本当は飲みにくいよな」など、プロならではのどうでもいい話題で盛り上がった。結局、島の忘年会はワイワイ言って笑うのが一番である、と毎回思っている。
都会なら人気店はすぐ満席である。しかし徳之島ではそこまで心配しなくてよい。とはいえ油断は禁物なので、今年も少し早めにお店へ予約をお願いした。無事席は確保できた。

12月後半。
今年の忘年会では、どんな話題が飛び出し、どんな笑いが生まれるのだろうか。
新しい“島薬剤師あるある”がまたひとつ増える予感がしている。