イギリスのロンドンに行った際、フィッシュ&チップスを「せっかく来たのだから一度は食べておけ」と言わんばかりに出してくれる料理がある。確か2日目の昼食であった。バッキンガム宮殿に行った後、場所は正確には覚えていないが、ユーロスターのロンドン終点駅の近くだったような記憶がある。
白身魚の巨大なフライと、これまた堂々としたポテトフライ、そして申し訳程度に添えられたサラダを食べた。日本で魚のフライといえば、私の場合マクドナルドのフィッシュバーガーか、せいぜいアジフライである。イギリスのフライはとにかくスケールが違う。皿の上で魚自体が主役のつもりで横たわっている。
どれほど完食できたかというと、全員の中で一人だけだったように思える。ほとんどのメンバーが途中で箸(いやフォークか)を置いていた。見た目の段階ですでに「カロリーは私に任せてくれ」と訴えかけてくるような迫力である。
一皿に盛られる量が日本基準ではほぼ“二人前”である。これを半分の量にしてもらい、そのかわり野菜でもうひと山盛ってくれたらありがたいのだが、イギリスはそう簡単にこちらの希望を聞いてくれる国ではないようである。


