徳之島から鹿児島に向かった。日曜日、福岡にある薬局の社長のご披露会に出席するためである。以前、ある研修会で出会った社長の会社の節目となる会である。
福岡へ行く目的は幾つもあるが、今回の大きな動機は、その会に親しい薬局の社長方も参加されると聞いたことである。顔を合わせ、空気を感じ、言葉を交わしたい。そう思い、出席のはがきを出した。
金曜日の夜、ニュースでは週末から強い寒気が日本列島を覆うと伝えていた。日曜日の福岡は雪の予報で、朝から気温は10度を下回るという。その会は日曜日の11時開始である。
当初は日曜朝に福岡入りするつもりであったが、雪と寒さを考え、土曜夕方に前乗りすることにした。1か月前に調べたときは宿泊料金が高く、断念していたのだが、昨日改めて見てみると、なぜか驚くほどリーズナブルな価格になっていた。国際情勢や人の流れの影響なのかもしれない。しかも予定ではないが日曜日の宿泊料金は、拍子抜けするほど安い。
正直なところ、「これはラッキーだ」と思った。
凍えるような寒さの中、リーズナブルなホテルに泊まり、雪の降る街へ向かう。しかし、その先には、寒気とは正反対の、熱気に満ちた場が待っているはずである。創業者の思い、社員の情熱、そしてこれからの未来への勢いが渦巻く、温度の高い時間である。
外は雪で冷え切っていても、会場の空気はきっと熱い。その対比こそが、今回の福岡行きをより印象深いものにしてくれるに違いない。

