過渡期

徳之島days

紙のペーパーレス化と言われる。薬局の中には請求書や領収書その他様々なものが発生する。1番多い保存期間に合わせるとどうしても長い期間になってしまう。処方箋の紙だけでも莫大な量になる。

紙を減らしていこうという時に、今は紙とデジタルで作った資料が混在する。あるものは紙あるものはデジタル化されている。どこに入れたか探すのが大変になる。そして見つけ出すことができなくなることはあるかもしれない。紙は、その点探しやすい。

特に医師のカルテにあたる薬剤師の服薬指導の記録のソフトを変えると面倒なことは多い。変えると昔のソフト&記録を見ることはなかなか難しい。変えなければ、バックアップさえしておけばなくなることはない。

モデル事業になっている電子処方箋を受け付けているある薬局のコメントがあった。保存する紙が増えているようだ。訳のわからない控えの用紙などがある。それが一枚増えるだけで相当な量になる。また、お薬を作るにあたり処方箋のデータを一度印刷しているという。デジタルな状態を見ながらお薬を作れないのかと思うがそうはできないのだろうか。

過渡期の一言で済ませることは楽に思えるが、スッキリした業務内容になった時には私は爺さんになってお勤めご苦労様でしたと言われているだろう。だが、すべてデジタルになった時にも煩雑さは残っているかもしれない。紙でも保存の仕方次第かもしれない。