徳之島から考える、防災と薬局の役割

徳之島days

鹿児島にはたくさんの島があり、その一つひとつに人々の暮らしが息づいている。私の住む徳之島でも、最近ときどき地震が起こる。

夜、布団の中でわずかな揺れを感じることがある。その瞬間、もしこの揺れが大きな地震へと変わったらどうするべきか、と頭をよぎる。靴は少し離れた場所にあるし、持ち出すものも何ひとつ決めていない。気づけば、結局何の準備もできていないのである。

先日、飛行機の中で県の職員と話す機会があった。薬局にとって人材を確保するのが難しいのと同じように、役所も人手不足に悩んでいるという。つまり、互いに似た状況に置かれているのである。もし島で大きな災害が起きたとき、どう対応するのか。考えるべきことは多いが、実際にはまだ何の仕組みも整っていないのが現実である。

職員が少なくなる中で、薬局と県や町が互いに助け合わなければならない。災害復興に取り組むには、両者が手を取り合うしかないのである。そのためにも、日常のうちから役所の人たちと語り合い、この地域で薬局が果たすべき役割を考え、いざという時に動けるように準備しておきたい。

大切なことではあるが、ただ深刻に構えるだけでは続かない。だからこそ、日常の雑談や小さな交流を通じて関係を築き、いざという時に力を合わせられる関係を育てていきたいのである。