フェリーと豪雨と秋の気配

徳之島days

徳之島の季節は少しずつ秋に向かっているのが、肌に伝わる空気の温かさでわかる。

8月のような日差しの強さや高い湿気は、朝や夕方にはもう感じられない。

土曜日の夕方4時過ぎであった。薬局を出ると、沖縄を朝に出発したフェリーが徳之島の亀徳港に向かっているのが見えた。その船の後ろを、まるで追いかけるように豪雨の雲が覆いかぶさっていた。徳之島では、そんな急な激しい雨がしばしばやって来る。

自分の頭上で雨が降れば、その後は涼しさが訪れる。あと数ヶ月もすれば、この南国の島でさえも秋風が心地よい季節となるだろう。サトウキビ畑を抜ける風に混じる少し乾いた香りが、夏の終わりと秋の始まりを教えてくれる。

風邪は引かないようにしたいものである。