夕陽に染まる空港の最終便。オレンジ色に照らされながら飛び立つ飛行機は、一日の終わりになお力強さを放っているように見える。その姿は、徳之島で日々頑張っている女性たちの姿に重なる。
木曜の朝、私は学校に設置した空気検査キットを回収しに出かけた。養護教諭の先生は出勤が早い方もおり、「早い時間で大丈夫ですよ」と声をかけてくれるので助かる。
運動会の準備で忙しい中、子どもたちと一緒に予行演習を行っている姿を見かけた。子どもたち一人ひとりの健康を守る大切な役割を担い、時には看護師の資格を活かしながら学校を支えている。校長や教頭も女性が増えており、特に小学校では女性の先生の存在感が大きい。子どもたちにとって、それは安心感につながっているのではないだろうか。
昼には、地域ケア会議に出席した。ここでは介護認定を受けている高齢者を支えるための悩みや相談が話し合われる。看護師、保健師、栄養士など様々な職種が集まり、意見や助言を交わす。その多くが女性であり、場を支える力強さと柔らかさが同居していた。
夕陽に包まれながら飛び立つ飛行機のように、徳之島の女性たちはそれぞれの場で力強く、静かに羽ばたいている。子どもたちの未来を守り、高齢者の暮らしを支え、地域に温かさを広げている。その姿は、島の夕陽と同じように、人の心に温もりを残す。


