服薬支援

日常の出来事

昨日、セミナーの2日目でポリファーマシーに関するお話を聞き大変勉強になった。東京まで来た甲斐があった。帰りの飛行機からは富士山は少し見えたが雲の下であったのは残念であった。

今年、健康教室や色々な職種の方を対象にした勉強会をやっていきたいと考えている。昨日のお話はすべての人に共通する話題であり、薬剤師らしい根拠のある納得しやすい知識がその中にあった。それを使わせてもらって上記の会の時にお話しすれば良いと思った。

最後にその講師の方と名刺交換し、少しお話しをすることができた。こういう場合どうしているのかであった。

ある患者さんで、この1年間嚥下ができなくなり、直接胃の中に入れる胃瘻で食事や薬の服用してきた人がいた。

一年経過し口から食事ができるようになってきた人がいる。ただ、薬を飲み込めず服薬できない。以前は水さえも口から入らなかったが今は元気になりつつある。

食事ができるということは嚥下はできると考えられる。もしかしたらこの薬が甘いもしくは苦みなどの理由で気物悪くなり吐き出してしまうのかもしれない。講師の先生からは、錠剤をゼリーに包んで飲んだらどうかと言われた。トロミ剤よりは、ゼリーの方が良いのではとのアドバイスもあった。

とりあえず1錠でも良いので、口から錠剤で服用できるように試せば良いのはと思った。

家族の奥さんにその患者さんの状況を再度聞いて、医師にもそうして良いかのお話しをしておきたい。

今、薬を粉砕している。もう錠剤で服用できる時期であるかもしれない。その服薬ができるようになれば胃瘻は外せる時になるかもしれない。そうなって欲しい。