変われるか薬局

徳之島days

先週土曜日の日経新聞の夕刊総合に、ヘルスケア再編という記事が書かれていた。

その記事には、Amazonは2018年に米のオンライン薬局のピルパックを買収している。すでに薬のAmazonによる配送システムは始まっていた。そしてその頃から3年は経過している。すでに積み重ねられたデータなどは莫大なものになっていると考えられる。

マリン薬局のような小さい規模の薬局は、大きな会社からの影響は必ずある。奪われる心配もあるが、それが存在することによって自分の薬局も大きく変化できるきっかけにもなる。

現在の小売の仕方であればあっさり負けるかもしれない。

今までの調剤の仕方に反省し、国が求めてきた薬局、薬剤師になる。そうなることで薬局がその地域の人々の健康増進に寄与できるような仕事ができれば、そう簡単には負けることはできないと思われる。

島であれば本土から薬を送ってくると考えられる。Amazonの配送は基本は船便になる。天気に左右される船便は1週間動かないこともある。断然、急性期の疾病であれば島内で薬を確保した方が早い。

ある程度の距離、5kmとか7km以内であれば数時間以内に患者さん宅まで届けられる。そんな力が、小さい薬局でも今後必要になってくる。

薬局は、若い患者さんであればスマフォなどを使いインターネットでの薬の説明を簡単にやってのけることができるようにならなければならない。だが、患者さんもそのうちにオンラインで普通に説明しているだけではすぐに飽きがくる、すぐに鬱陶しくなる。

私にとっては、オンライン診察、オンライン服薬指導は時間を意外と取られているように感じる。自分の予定をそこに合わせていかなくてはいけない。意外と面倒である。その前に私自身、時間を大切に使っているとは言えない。

ごちゃごちゃ述べてしまった。薬局はその地域に合った動きをすることでその地域に貢献することが大切であり、それができないとオンラインも対面も一緒ではないだろうか。

先を見ていこう。写真は、天城町兼久の海岸沿いの写真、沖縄本島はさすがに見えない。