処方箋の入力間違い

調剤薬局の日常業務

薬局のカウンターにマイナンバーカードを認識する機器を皆さんの薬局で置いてますか。

マリン薬局では1台だけだが設置し約8ヶ月間経過した。かっこいいことは言えないが慣れてはきている。患者さんによっては自からカードをリーダーの中に入れて読みとりをしてくれる人は少なからずいる。ただ、カードの持参率はまだまだ低い。

この機器があることで被保険者番号違いによる返戻は格段に減ったと思う。マイナンバーカードを持参しなくても、処方箋に記載されている番号が仮に間違っていても、レセコンの中にある保険番号確認のボタンを押すと有効か無効かのチェックをしてくれる。

レセプト請求する前から番号は間違っていないと言いきれるのはすごいことだと思う。気持ちが安心。

たまに処方に記載されている番号に無効がある。それは医療機関が入力ミスをしていることになる。

来年は、電子処方箋が発行されるようになると処方箋の基本的な間違いも減る。その結果として本来しなくてはいけない薬学的な間違いにこだわることができるようになる。そうなって欲しい。できれば倍量処方や用量間違いのようなものはすべて事前チェックでできるようにしてほしい。今の時代、ファームウエアのレベルアップをしていけばなんでもできるはずである。

処方箋の受付をする際に、処方内容のレセコンへ入力についてはQRコードで読み取るようにしている。それによって入力ミスはなくなり、間違った薬を渡すケースは減ってくる。人間による監査だけでは間違った状態で素通りするケースは必ずある。

間違った薬を患者さんに渡すことが、将来ゼロに限りなくなれば。

限りなくゼロというフレーズ、微分を思い出した。