薬剤師が患者さんと服薬指導した内容について記録を残しています。それを薬歴と言います。その薬歴のソフトは、ハイブリッジの電子薬歴を使用しています。20年ほどになります。
当時は、薬歴のソフト、ハードの最初の設置料、毎月支払う更新料が結構高いと感じてはいました。今もそうではありますが設置する価値は今はあると感じています。
初めて導入した時は、電子薬歴になっているのに無駄なものを印刷したり紙で机の上はぐしゃぐしゃだった覚えがあります。当時この薬歴のいれた理由は色々できることはありますが私にとって
1 薬の相互作用をチェックしてくれる。
2 添付文書がpdfで見られること。
3 紙薬歴の棚がいらない。
4 調剤後の処方箋と調剤録をスキャンして保存している。
5 後で薬歴を見て見やすい。
でした。
20年ほど前、薬の相互作用について書籍での確認が多かったように感じます。電子薬歴があれば一瞬でチェックできる点は当時1番助かりました。
添付文書を昔は、錠剤を保管している棚の中に1枚入れておきました。だんだん古くなって汚くなってきます。当時から電子薬歴のソフト上でpdfになっているものをすぐに見ることができました。PMDAで見ることもありますが、電子薬歴の中で見る方が早いです。
紙薬歴だった頃、紙薬歴を保存する棚を受付においていなければいけなかったです。それが不要になることでした。広い薬局ではなかったのでそれは助かりました。移行時は電子も紙もどちらもないといけなかったですがある程度時間が経過すれば紙は倉庫に入れておけば良くなりました。それと紙薬歴の場合、患者さんが帰った後に棚に薬歴を戻す場所を間違うとそれがどこに入ったかを見つけ出すのが至難の技だったのを思い出します。
また、ハイブリッジの電子薬歴は処方せんとその調剤録をスキャンするのでそれを目の前にあるPCですぐに見れるのもよかったです。紙薬歴の場合、たまに1年前の処方せんと調剤録の内容を見るために処方せんを綺麗に保存した箱からその1枚を見つけ出すことを急遽しないければいけないこともありました。そんな時に限ってすごく患者さんで混んでたりします。また、元に戻すのを違ったところに処方せんを入れてしまったらもっと大変です。2度と見つけることはできなくなってしまいます。
薬歴も書くことは増えてきています。人によって何を書いているかわからないことは多かったです。この電子薬歴ソフトを20年も使用し経過すると薬歴の入力、疑義照会の入力、併用薬の内容を入力、情報提供書などの入力は慣れてきます。後で見直しても見やすい。
しかしながら入力はその時でも時間はかかっていたのは事実です。
5年ほど前より音声入力になりましたがこのことが薬歴の内容に変革をもたらしました。
音声入力を最初に導入したときは、マイクとヘッドホンが一緒になったようなヘッドセットとか言うものでこの場所から動いたり戻ってくるたびにその都度着けたり外したりが面倒でコードが鬱陶しい感じがありました。ビッグカメラに行っては安いマイクを買ってきては試すことをしてました。色々入れ替えましたが安価のもので良いのは写真のようなマイクです。今でも残しています。急に今使用しているのがつぶれることはあるかもしれないからです。
今は投薬台の写真にもあるようなマイクを使用しています。めちゃでか❗️かもしれないですが、ある程度重たくて安定しています。こどもさんにも受けて面白いです。このマイクで薬歴も入れて尚且つcommuoonの音声もこのマイクから出しています。
人によって聞きずらさは違うのでマイクの音量を手元にあるツマミで大きくしたりします。
コロナウイルス感染症の真っ只中なので吸入の説明もデモ機を使用しますがマスクをした状態ではなかなか難しいです。そのようなときにiPadを利用して吸入の仕方を映像で見せたりしています。それが良かったかは確認できていないですが前に比べてiPadなどを利用するケースが増えてきました。
このマイクを使用して今後はポッドキャストとかSpotifyなどの発信、YouTubeの発信をこの投薬台を使って昼休みの時間に録音、録画していきたいと思っています。これに関しては
簡単には行きませんが少しずつがんばります。
やれることは20年ほど前に比べると増えていますが机の上はかなり整理されて広くなっている感じがします。
今日、薬局の裏口から出た時の南の空です。