後発品の算定方法に臨時的な取り扱い

調剤薬局の日常業務

マリン薬局における後発加算を毎月初めに確認しています。3ヶ月間で7月から9月までの算定の平均は90%ぐらいでした。

9月21日に厚生労働省保健局より後発医薬品等臨時的な取扱いについて事務連絡がありました。要は後発品医薬品使用品体制加算等における加算等の算定対象から除外する品目の連絡であり、対象品目を一部除外して計算して良いとのことです。だけどそのようにしましたという報告を厚生局にしないといけないです。

除外しなかった時(従来の方法での計算)は約90%、除外した時(助けがあった場合での計算)には約89%でありました。

それだけではあまり数字には変わりはないようには感じました。

今は薬局で後発品を発注してもすぐに届かない商品は数多くあり1週間や2週間遅れて搬入されるものも多いです。医薬品によっては断られることはあります。

今回連絡があった品目を取り扱っていないければあまり関係はないかもしれないですが何かしらどちらの薬局でも関係しているのではないかと思います。

マリン薬局では、特に量的にはオロパタジン錠、エルデカルシトールカプセル、・・等がその対象品目になります。

9月の日経新聞では、2〜3年は影響があるかもと記載がありましたのでいつかは臨時的な取り扱いに頼らなければいけない月があるかもしれないです。

卸さんには月の使用量分はなんとか搬入してくれておりギリギリの状態でやりくりしているのが現状です。余裕があることはないです。患者さんの治療に最適ではない医薬品を処方されて服用しているケースがあるのであれば一時的に先発品でも良いかとも感じます。だけど先発品もすぐには準備はできないケースが多いのも現状です。

その影響かわかりませんが在庫率は低めです。70%台です。

こういった現状を患者さんはほとんど知らないです。薬局が一生懸命説明しても納得できない患者さんもいらっしゃるのかもしれません。結果として薬局への不信感につながるかもしれないです。

というのもお薬手帳のシールを見たときに今ないと言われている医薬品の記載がある時があります。あるところにはあるんだなと感じます。

患者さんに少しでも良い治療ができるように最善の方法を毎月考えて運営していきたいと思います。