服薬情報提供とやらの算定

調剤薬局の日常業務

世の中、スーパーでどんな物を購入しても価格は高くなっている。薬の価格は毎年4月に改定が行われて下がってしまう。3月末から4月1日に一瞬にして薬局の中にある薬の価値が1割ほど下がる。

患者さんにとっては下がるのは大歓迎である。薬局は下がった分は売り上げや在庫に直接影響してくる。その薬だが、購入の時に少しの値引きはあるが、大手の会社に比べれば値引きの数値は天と地の違いがある。中小の薬局では、ほぼ無いに等しくなってきた。値引きは大手の会社のためにあるように思える。一層のこと値引きをできる限りやめてしまえば、ずっと薬の価格は変わらないで余計なことも考えなくても良いように思えるがいかがなものか。

そのため中小の薬局は、日常の調剤の仕事でやったことに対してしっかり技術料を算定しておくことがとても重要になってくる。漏れは良くない。そのためには調剤の算定条件とやらを日々見ておいて、実際算定し、その後一度頭の中でそれがどうだったか考えておきたい。少しずつで良いので色々な算定項目を積極的に算定を試みておかないと、すぐにはできないし売り上げに影響を与える。

年の半分を過ぎた頃から年末にかけて色々な資料が厚生労働省から出てくる。今の現状と未来の予想図になるようなヒントが入った図が作成される。それを今の時期にしっかり見ておくことで頭が少しスッキリする。しかも年度末から改訂後の時にすんなり移行しやすい。
今公表されている調剤や在宅のその1とかという資料を見ておけば良い。日々、忙しいので1枚ずつ丁寧に見ないと同じような資料に見えて素通りになってしまうことは多い。

薬局の人は、服薬情報提供料1〜3のことをよく理解しているだろうか。私自身は今は2をよく算定している。その中でも薬剤師が必要と判断した時の場合である。今感じるのが患者さんの求めがあった場合である。それを算定していないケースが多い。服薬中の状況把握することも重要になってくる。ただ医療機関への情報提供書の提出が必要な場合とそうでない場合があるのでしっかり理解しておかなくてはいけない。すべて提出しても良い。

そんな患者さんや医療機関とのやりとりやその資料作りに時間が取られる。また思い出すが、音声入力で文字を入れないと数がこなせない。

医療機関への入院時の情報提供もしているケースはある。そんな時にも上記の提供料を算定していくべきである。やった後には、算定のタイミングも理解しておきたい。

積極的にそうすることで薬の価格が下がった分を少し補っていくことができる。

今後このような情報提供は重要な部分になってくる。医師、患者さん以外にも訪問看護師やケアマネージャーも加わってくるみたいだ。未来予想図の中にその文字がある。

丁寧に見て、日々算定を試みていく未来にしていきたい。今後は、レセコンと言われる請求のパソコンに打ち込むと同時に勝手に算定できれるようなものはなくなる傾向にある。

長くなりましたすいません。