小さい薬局の医薬品納入と価格

日常の出来事

日曜日の日経新聞朝刊に後発薬の意向を促すため、患者さんの一部負担金に先発品の自己負担分を上乗せと書かれていた。後発薬、先発品の差がないものもあるが、差があるものもある。先発品による負担が増えれば後発品に自然となっていくだろう。その浮いた分は製薬会社の新規医薬品の開発費になると思われる。

そのようにしていくには、後発品の安定供給もしてもらわないと薬局側は対応できない。薬局が納入希望してもその薬が薬局に納品されなければ渡すことはできない。そんな薬はまだかなりある。2〜3年で解消されてくると言われて何年経過しただろうか。

今まで販売していた薬局には優先的にある程度の量を販売してくれる。1回もなければ販売してくれない。あっさりしたもんだ。

発注して卸さんにない場合、卸さんはファックスを送って教えてくれる。そのための業務の量は半端じゃないぐらい多い。その人件費を製薬会社に支払ってもらいたいぐらいだ。製薬会社から卸さんに販売している価格って少しはその辺も考えて販売しているのだろうか。

強気に言えない卸さんも大変と思う。

薬局にとってその医薬品の納入価格を決めるのは大変。卸さんからの価格の交渉というのがある。最悪9月までには価格は完了していなくてはいけない。その月の少し前に合わせて価格の提示が小さい薬局にはある。ギリギリに提示してくる。小さい薬局ほど提示は最後の最後になる。なので何も言えないし言われたままの価格になることがある。

そんな薬局がよく利用するのに、共同購入というものがある。共同購入にすると薬局への価格が少し安くなる。共同購入を仕切っている会社にある程度の手数料なるものを支払わなければいけない。だが、安くなった分の何%かを支払っても小さい薬局は直接交渉するより得するような設定になっていると思われる。

そんな共同購入してくれる会社は何社か存在する。大きな共同購入会社だからっと言って納入価格が安いというわけでもないみたいだ。ただ、手数料なるものは違うと思われるので結果どうなってくるかわからない。少なくとも大きい会社は損はしないように計算されている。

小さい会社ってどうやったら強気になれるのだろう。