DX

調剤薬局の日常業務

DX

今世の中どんなのどかな離島でも、DXという文字が出てくるようになった。

古くはない新しいデジタル技術を活用し、人々の生活が今まで以上に良くなり住みやすくしてくれるものだと感じる。薬局も例外ではなく、特にコロナ感染が蔓延したことから一気に進んできた。

それに関連する最初に導入した機器は、マイナンバーカードを読み取る機器から始まった。それと同じような時期にオンラインによる服薬指導のソフトの導入があった。そして電子処方箋を受け付けられるシステムが組み込まれた。

ハードの見た目は同じものでも中身がかなり進化してきている。

薬局にいる私たちはそれに気づいてはいるが、患者さんにはあまりその実感がないかもしれない。だけど変化のレベルはすごいものだ。

少なくとも今、処方箋はデジタルで取り寄せ、お薬は機器が作ってくれる。その薬の説明はオンラインで、清算はクレジットやpayで、お薬は配送会社によって配送される。服薬が始まるとLINEで自動的にどうでしょうかフォローされる。なんか副作用など気になることがあれば、LINEで返信される。

処方箋やその計算書はすべてデジタルで保存。もちろん請求はオンライン。

請求された保険者もすべてデジタルで受け付ける。行政の様々な連絡や報告はすべてメールで。それができる状態にある。

ただ、これからもっと何かができるようにするためには相当な予算がさらに必要になる。今まで通りのままで良いという選択肢はない。ついて行くしかない。

AIの存在がさらにそれを加速させるかもしれない。

私自身まだ60歳ぐらいでよかった。